前立腺肥大症について~治療編~
前立腺肥大症の症状・検査についてのお話に引き続き、今回は治療についてです。
軽症の方は、主に薬物療法を行いますが、症状が進行し、日常生活に不便を感じる方には、手術をおすすめします。
当院で行われている手術について説明します。
*手術は本院の高山病院で行います*
前立腺の手術治療の中で主流の外科的治療法です。
内視鏡を尿道の中に挿入し、前立腺を観察しながら、ループ型の電気メスで肥大した前立腺を切除することで、尿の通りを良くする治療です。
約1週間の入院が必要です。
内視鏡を尿道の中に挿入し、前立腺をツリウムレーザーで蒸散させることにより、尿の通りを良くする治療です。
従来から行われている治療方法に比べ、出血が少ないメリットがあります。
入院期間は約5~7日間です。
どちらの方法でも尿の勢いが良くなりますし、頻尿や夜間頻尿の改善も期待できます。
術後しばらくは血尿や排尿時痛がありますが、徐々に軽減・消失します。