前立腺肥大症について~治療編~

前立腺肥大症について~治療編~

 

前立腺肥大症の症状・検査についてのお話に引き続き、今回は治療についてです。

軽症の方は、主に薬物療法を行いますが、症状が進行し、日常生活に不便を感じる方には、手術をおすすめします。

当院で行われている手術について説明します。

*手術は本院の高山病院で行います*

 

 

  • 経尿道的前立腺摘除術(TUR-P)

前立腺の手術治療の中で主流の外科的治療法です。

内視鏡を尿道の中に挿入し、前立腺を観察しながら、ループ型の電気メスで肥大した前立腺を切除することで、尿の通りを良くする治療です。

約1週間の入院が必要です。

 

 

  • ツリウムレーザー前立腺蒸散術(Thu-VAP)

内視鏡を尿道の中に挿入し、前立腺をツリウムレーザーで蒸散させることにより、尿の通りを良くする治療です。

従来から行われている治療方法に比べ、出血が少ないメリットがあります。

入院期間は約5~7日間です。

どちらの方法でも尿の勢いが良くなりますし、頻尿や夜間頻尿の改善も期待できます。

術後しばらくは血尿や排尿時痛がありますが、徐々に軽減・消失します。

 

 

 

 

 

 

2024年10月25日