10月19日(火)南高田区公民館で健康教室を開催しました。
緊急事態宣言も解除され、久しぶりの院外講座にとても嬉しく、お声をかけてくださった南高田区の方々にお礼申し上げます。
マスク着用など感染対策も実施の上、院長 中島啓二と、理学療法士 入江と共に、「泌尿器科の主な疾患」「骨盤底筋体操」の
2本立てでお話させていただきました。
泌尿器科の主な疾患とは??
・腹圧性尿失禁
40代で、4人に1人の方に症状があり、50-80代では、3人に1人は尿漏れを経験しているとデータがあります。腹圧性尿失禁は、妊娠・出産・年齢の3つの要因で、骨盤全体を支える筋肉や靭帯が弱くなったり、女性ホルモンの減少から、尿道の粘膜が薄くなり起こります。
・過活動膀胱
急におしっこがしたくなって我慢できない・おしっこの回数が多い・我慢できずちびっと出てしまう この3つの症状のうち一つ以上ある人は過活動膀胱の可能性があります。これも筋肉や靭帯が弱くなってしまう・他の病気との関連があったりと原因はさまざまです。
・前立腺肥大症
男性だけの疾患で、年齢が上がるとともに、肥大症になりやすくなります。「夜中に何度もトイレで起きる・おしっこが出るまでに時間がかかる・勢いがない・おなかに力をいれないとおしっこが出ない・残尿感がある」などの症状があります。
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排尿の症状は、高齢になるほど多く見られます。尿のトラブルなど気になった症状があるときは、ぜひ一日の排尿記録などつけて観察してみるのもいいかもしれません。
生活の質にも影響してくると、外出などの楽しいことに心のブレーキがかかってしまいます。
困っているときは、いつでもご相談ください。